案 は:ロイロノート・スクールを用いた「小論文学習」
〈目的〉
シンキングツールを用いて 生徒自身が 自分で頭の中を整理する学習活動を通じて、論理的に整った小論文を書くための準備とする。
また、この取り組みを通じて論理の展開を 具体的に使える知識として身につけることができれば、評論文の読解学習においてポイントを
的確に把握する力をも伸長できる。
〈準備〉
・学習の手順を示したプリントを、ロイロノート・スクールを用いて生徒に送る。
・小論文のテーマに関連する動画を、ロイロノート・スクールを用いて生徒に送る。
・ロイロノート・スクールに提出箱を作っておく。
〈手順〉
① 生徒が 小論文のテーマに関連する動画を視聴し、知識を得る(Googleフォーム等で理解度チェックを入れるとよいでしょう)。
② 生徒が 教員指定のシンキングツールを用いて、動画の内容を整理する(必要に応じてウェブサイトを検索し 材料を補わせるとよいでしょう)。
【①②で3日間くらい】
例:少子高齢化問題について
a.動画(下記 参考。必要に応じてウェブサイト検索も)から得た知識(問題点)をXチャートやYチャートで分類
人口減少と少子高齢社会
https://www.youtube.com/watch?v=gldJMnR4bqM
https://gyazo.com/7ac66211ffea1223e5fb8a85be51f792
b.aで分類した問題点を、ピラミッドチャートを用いて 解決の難しさ→易しさ で分類
③ 教員が 生徒の提出してきた 各チャートをチェックし、作成した生徒に返却する。
④ 生徒が 返却された 各チャートをヒントに「序論」「本論」「結論」のメモを各1枚(計3枚)のカードに書き込み、ロイロノート・スクールの提出箱に提出する。
【③④で3日間くらい】
⑤ 教員が 生徒の提出してきた「序論」「本論」「結論」のメモカードをチェックし、作成した生徒に返却する。
⑥ 生徒が 教員から返却された「序論」「本論」「結論」のメモカードを見て、小論文を書く。
【⑤⑥で3日間くらい】
〈評価〉
① テーマを理解できているか(XチャートやYチャートの書き込みで確認)
② 「序論」「本論」「結論」の組み立てができているか(「序論」「本論」「結論」のメモカードで確認)
③ 「序論」「本論」「結論」のメモカードから適切な日本語で小論文に仕上げることができているか
(「序論」「本論」「結論」のメモカードと小論文とで確認)
* それぞれの提出物を〆切に間に合うよう提出できたか
〈備考〉下記のような学習活動も豊富なシンキングツールを取りそろえるロイロノート・スクールにお任せください!
手順②で どのシンキングツールを使ってもよい と指示し、生徒がそのツールを選んだ理由もカードに記入し 提出させると、
テーマについての生徒の思考プロセスが明らかになる。(これも 授業の題材のひとつになるのではないでしょうか?)